オーディオブックと相性がいいのはどういう人たちなのか
こんにちは!
前回の記事ではオーディオブックのメリットについていくつかお話しましたが、それを踏まえてどういう年齢・環境の人たちがオーディオブックに向いているのか(そして実際に多く活用しているのか)、今回は書いていきたいと思います。
少し前回記事のおさらいになりますが、
オーディオブックが本と比べて優れているというメリットは?
ということを考えていくと、
○目や手を占領せず、耳だけで聴ける。
○本やCDのように場所を取らない。
○強制的に聞かせてくれるので嫌いなことも繰り返し自分に聞かせやすい。
○速度を自分のペースで調整できる。
○周りの人と共有しやすい。
と言ったことが挙げられると思います。
逆に「こうしたメリットを必要としている人たち」が、オーディオブックに向いていると言えそうです。
実際にどのような人たちがオーディオブックを多く利用しているか調べてみると、確かにうなづける部分が多いのです。
オーディオブックを多く利用している、相性のいい人たち
1.通勤時間の長いビジネスマンの人たち
もっとも多かったのは、なんといっても「通勤時間は長い、しかし無駄にしたくない!」という志向の強いビジネスマンの人たちでした。
「自分は学ばなくてはならない。自己啓発のために学びを積み重ねていきたい、しかし時間が取れない。それなら長い通勤時間(電車に乗っている時間など)を、逆に生かす手はないか?」ということでオーディオブックを多用している人たちです。
駅までの往復の歩き、電車の中、車の運転など、オーディオブックを利用できる時間はかなりあるので、日々自分に何かをインプットして自己啓発を進めていきたい…という意識の高い人たちにこそ、オーディオブックは愛されています。
2.高齢者の人たち
そして意外にも高齢者の人たちが、ここ数年の「第二次オーディオブックブーム」では伸びてきているようです。
その理由としては今までのように本棚を占領しないということもありますが、うちの母が口にしていた意外にして最大の理由として、「目に負担をかけない。老眼を進めてしまう心配がないので…」というものがあり「なるほど!」と思ってしまいました。
耳であれば繰り返し聞くことで一度では理解が追い付かなくても取り返しがつきますし、何よりも再生速度を自分に合わせられるのがとても優しい…ということでした。
そのうちに年配の自分の親へのプレゼントとして「オーディオブック」が当たり前になる時代も来るのかもしれませんね!
3.忙しい主婦の人たち
専業、兼業に限らず、家庭における主婦の仕事は忙しいものです。
朝早く起きて家族のお弁当を作ったり、限られた時間で炊事や洗濯、掃除など…日々いろいろなことをこなさなければなりません。
こんな中、特に語学や専門知識、それに自己啓発などについて「私も学びたいのに、時間が取れない!」と悩んでいる女性もとても多いと言えます。
しかし発想を変えて考えて見ると、「時間がない=(家事の)手が空かないということだ」ということに気が付きます。
「手が空かないのなら、手が空かなくてもできるような学び方をする」という発想の転換をした大勢の主婦さんたちが、オーディオブックを利用しています。
「五感のうち一つしか占領せず、負担をかけない」という良さが、主婦の皆さんとは抜群に相性がいいのかもしれませんね。
4.経営者などの人たち
日本人の平均読書数は世界的にかなり少ない(年間平均12-13冊程度)と言われていますが、経営者など高い知識と責任が必要とされる人たちについては、「学び」は欠かせません。
日本でもアメリカでも立場の高い人たちほど一般に、よく本を読みます。その意味で忙しい日常の中で場所を取らず、自分に合わせて学べるオーディオブックは、経営者とは抜群に相性がいいと言えそうです。
またオーディオブックで人気のジャンルはなんといっても「自己啓発」です。
「7つの習慣」「思考は実現化する」などの世界的な名著も、また心理学や人生論などの名著もかなりのラインナップがそろっていると言えるのです。
これもまた経営者やエリートの人たちが「必要としている養分」であり、だからこそ経営者とオーディオブックは相性がいいと言えます!
そして「立場が高いから必要なので読書をたくさんする」という見方もありますが、「たくさんのことを学ぶから高い立場になる」という見方も成り立ちます。忙しい日常の中で「勉強好き」でい続けるためにもオーディオブックは最高なのかもしれませんね!
5.勉強盛りの子供さんたちにも
そして意外と多かったのが「子供と一緒に聞いている、繰り返し読み聞かせている」というものです。
オーディオブックにはいろいろなジャンルがありますが、純粋に子供が学習できる「教材」として使用できるものはそれほど多くはありません。
しかし「英語のオーディオブックを読み聞かせている」「自己啓発の内容を一緒に家で聞いている」というケースは多いのです。
「門前の小僧、経を読む」ということわざがありますが、子供というのは繰り返し聞くだけで内容が頭に入りやすい、詰め込めるだけ詰め込めるという柔軟さが持ち味です。
「どんなことを子供に浸透させていきたいのか」という考えの元オーディオブックを活用しているご家庭があるのは本当にすごいなあ…と思います。
いかがでしたか?
おおざっぱですが5つ、明らかにオーディオブックと相性がいい(実際に利用者がとても多い)人たちを挙げてみました。他にもいろいろな人たちが利用しているのですが、自分の環境でメリットがありそうでしたら導入を検討してみてもいいかもしれませんね!
今回も読んでいただき、ありがとうございました。